〜地球から脱出するまでの日々の記録〜

2016/02/18

『SNS子』の映像と『SNS断ち子』の話から浮かび上がるもの。




SNS依存末期症状「融合性情報知覚機能不全症候群」第一発症者は、日本人女性。

SNSのタイムラインが身体及び衣服と融合してしまう奇妙な症状。共感性に優れている女性が発症する可能性が高いことから、現代病研究機関は、初期、末期問わず、この症状の患者を『SNS子』と命名。なお、『SNS子』にはSNS断ちを薦めているが当の本人は、「この身体がスクロールされている感じがたまらない。」と語り、改善される兆しが一向に見えない。中毒性の恐れがあるため、社会に注意を呼びかけつつ、治療方法の発見を急いでいる。

という世界観の映像。



■ SNSを辞めたという女子大学生Hさんの話を聞いてきた。



Hさん:元彼は、一緒にいるときも、ずっとスマホをいじっていたんですよ。こまめに投稿するから、ずっと反応し続けなきゃならないんですね。通知音は鳴りっぱなし。その間は、話もしない。私と一緒にいる必要ないよね?って思いました。私は、今みたいに、こうして顔と顔を合わせて話をすることが一番大事だし、コミュニケーションだと思います。

確かに文字や画像は便利です。でも、顔の表情の変化であったり、雰囲気だったり、文字にはない情報がたくさんあります。そういうものをないがしろにしてまで、近くにいる人とSNSで連絡をとっている様子を見て「おかしい」と思いました。そういう人に限って、自分のことを「コミュ障だから」って言うんです。私は発作持ちです。いつ起きるかわかりません。それもあって、人と深く関わりたいけど、関われないのが辛いです。簡単にコミュ障と言っている人に本当に腹が立ちます。コミュニケーションをする努力もせずに何を言っているんだろうって。

彼氏とも別れ、SNSを辞めました。スマホも解約しようとしましたが、親から止められました。今は親との連絡用でLINEを使ってます。



人とつながるために「てくのろじー」は進化して、
さまざまな「さーびす」が生まれてきた。
その進化によって、人の心は、どこか遠くの雲の向こうに飛んでいっちゃったんだね。

残ったのは、中身のない、抜け殻同士のもたれかかりあいだね。

あなたは、いま、そこにいる?
抜け殻かな。
今、わたしを感じているのかな。
今、生きているのかな。





まあ、



バランスが大事かな!!


written by Yu Shimawaki
photo by Yu Shimawaki
https://www.facebook.com/yu.shimawakiスクリーンショット-2015-09-22-0.55.30